【第2回】あの日、街から人が消えた。コロナ禍の振り返り
「個人タクシーを目指そう」 そう思えたのは、あのどん底の時期を
経験したからかもしれません。
一番ひどい日のことは、今でも数字を、はっきりと覚えています。
朝6時30分に出庫し、1時間流しても誰も乗せられず。
7時30分にホテル日航の待機に入りましたが、11時40分まで、誰一人として乗ってきません。
「もうダメだ、やってられん」 結局、お昼を食べにその場を逃げ出しました。
聞けばその日、ホテルの宿泊率はわずか8%ほどだったそうです。
20時前に帰庫して、売上は4千円。走るほど赤字になる毎日でした。
これから運転手を目指す人に伝えたいのは、こういう事態は本当に起こるということです。
実は私、2019年に調子に乗って、旅行に行きまくって、
銀行残高がとてもさみしい状況でした。現金が手元になかった為、
緊急小口や総合支援金の借入をして、
数年やっていた投資信託を売ったりしてなんとか食いつなぐ始末。
毎月10数万円ずつ銀行残高が減っていく恐怖はいまでも忘れられません。
売上が良くなっても、蓄えだけはしっかりしておかないと、本当に大変な事になります。
あんなにキツい時期を乗り越えたんだから、一人でやる苦労なんて大したことはない。
そんな風に自分に言い聞かせて、私は今、新しい一歩を踏み出しています。
==次回予告==
書類の山とプレッシャーににまりおんさん涙目…


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