タクシーエッセイ 【 築港本町3-8 】 

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タクシーを10年ちょいやってきているが、私はほとんど住所は覚えてない。

お客様を乗せたら、目的地を言われる。そして道順は必ず確認しなければならない。
それはトラブル防止でお客様の希望の道で走れと言われているからだ。

頭の中に地図を浮かべながら、「じゃあ○○を通って××から曲がって行きますねー
近くなったらまた教えて下さい」

という感じになる。

その道がお客様の想定と違っていれば、いや、△△を通って■■を抜けて下さいとか言われる。

ある日の深夜、明治通りの中洲交差点を呉服町向きに走行していたら、
リバレイン前で手が上がり、ホストと思わしき2人組が乗車。

乗車早々ドアが閉まる前に「築港本町3-8っ!!」とのたまった。

言い方もタメ口で、まだドア閉めなきゃならんし、住所言われたからには、ナビも入れないといけないし…一度にできないんだよこっちは!

と思いながら、リバレイン手前で停車し、ナビを入れると、

「博多プレイス」と表示された。

あぁ…もう道を確認する必要すらない。

ここは、ホテルと、マンションが一緒になったビルである。

那の津通り沿いがマンションの入り口、裏側がホテルの入り口。

土井通りを左に曲がってまっすぐ行って那の津通りに出たら右折した角のビルだ。

もしホテルだったとしても突き当りをUターンして、このビルですねっていうだけ。

距離にして1キロ。

別に距離がどうのこうのいうつもりはない。
中洲で働く人は、対馬小路、築港本町、太博町、石城町辺りに住んでいる方が大勢いる。

「ホテル博多プレイス」というビルの名前がありながら、いちいち住所を言って、検索をするという手間をかけさせられたことに私はとてつもないイラっとポイントがあったのだ。

タクシーを乗る人間からしたら、住所を言えば連れて行ってもらえるものだと思うだろうが、

住所を調べるというワンクッションがとてもストレスになる。

だからかなぁ。国際線で乗せたお客様で、民泊とか無人チェックインのマンション型のホテルとかだと、検索する手間が発生してとてもめんどい。

往々にしてそういうところは、狭い路地にあり、離合できないところで、大量の荷物を降ろさねばならず、後続車に大変迷惑をかける。なのでさらにイヤなのだ。

一言、「○○ってホテルわかりますか?」と聞いてもらえたら、いいのにと思いつつ、超有名なホテル名言われてわかりますかと言われたら、バカにしてんのかこいつ…と思ってしまったりするので、結局は気まぐれなんですけどね。

今でも、「THE358のUMIとSORA」は、場所は照葉だとわかってても、どっちがどっちか覚えてない…

ま、結局、タクシーに乗ったら、とりあえずどこら辺に行きたいかを運転手に伝えてほしいよねって話です。

ninnjapr
タクシー
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